皆さんは普段どんなフライパンを使って料理をしていますか?
私はずっとテフロン加工のフライパンを使っていたのですが、1年も持たずにダメになってしまうフライパンに嫌気がさして、長く使えそうな鋳鉄のフライパンを使用し始めました。
購入して1年ほどですが、今では料理に欠かせない存在となりました。
スキレットとは?
スキレットとは鋳鉄製のフライパンのことを指します。
加工して溶かした鉄を型に流し込むという製法で作られています。
厚みがあるので熱の伝わり方が穏やかで、熱を蓄える力が高いので、分厚い食材でもじっくりと中までじっくりと火を通すことができます。
丈夫なので一生もののフライパンとして使い続けることもできます。
私が愛用しているスキレットは以下になります。
スキレット6 1/2インチ
6.5インチ(直径15.5cm)、0.88kgのスキレット。
アヒージョや目玉焼きを1〜2つ作るのにちょうど良いサイズ。
コンボクッカー 10 1/4インチ
10.25インチ(直径25.7cm)、計5.6kg 、高さ8cmの深めのディープスキレットと4cmの蓋(平型スキレット)がセットになったコンボクッカー。
鍋としても、フライパンとしても使えます。
高さがあるのでカレーなど食材を炒めてから煮込む料理にはぴったりです。
鍋は4人〜5人分くらいは余裕で作れる大きさです。
スキレットのメリットは?
強火で使っても大丈夫
テフロン加工のフライパンは強火で使うと加工が剥がれてしまうことがありますが、鋳鉄のスキレットは表面にコーティングがされていないので強火で使うことができます。
必要に応じて強火にすることで表面がカリッと仕上がり、ホットプレートやテフロン加工のフライパンで焼くよりも料理が美味しくなります。
特にハンバーグやステーキなどの肉料理を作ると違いは歴然。
初めてスキレットでハンバーグを焼いた時はふわっとジューシーに仕上がって、あまりの違いに驚きました。
お好み焼きなども外はカリッと中はふっくらと仕上がるのでおすすめです!
オーブンで使用可能
スキレットはオーブンで使用することができます。
ハンバーグやステーキなど、コンロで焼き目をつけてからオーブンでじっくりと仕上げると家庭で作ったものとは思えないほどジューシーに仕上がります。
IHにも対応、足りない火力を補ってくれる
ロッジのスキレットはIHでも使用可能です。
IHで普通のフライパンを使うと火力が足りずに料理の出来がいまいちになってしまうことがありますが、鋳物のスキレットは蓄熱性が高いのでIHで足りない火力を補ってくれます。
使えば使うほど食材がくっつきにくくなる
テフロンなど表面に加工がされているフライパンは、長く使っていると加工が取れ料理がくっつくようになってしまいます。
一方で鋳鉄のフライパンは、丁寧にお手入れをすれば使う度に艶が出てどんどん使いやすくなっていきます。
使い始めの頃はくっついて上手く仕上がらなかった目玉焼きや焼きそばも、スキレットを数回を使い油を馴染ませるうちに美味しく作れるようになりました。
上手に使うためには以下の点を気をつけてみてください。
・食材を入れる前にスキレットを温める。(熱すぎると食材が焦げ付いてしまうので注意!)
・油はたっぷり目に敷く。
・食材に火が通るまで動かさない。(火が通り切る前に触ると、食材の表面がくっついて剥がれ落ちてしまうことがあります。)
一度コツを覚えてしまえば、意識しなくても上手く使えるようになります。
そのまま食卓に出せる
そのまま食卓に出しても見栄えが良いのがスキレットの魅力。
また鋳鉄のスキレットは蓄熱性が高く一度熱すると冷めにくいので、料理を暖かいままキープしてくれるという効果も。
テーブルが焦げ付かないように必ず鍋敷を敷いて下さいね。
デメリットはある?使いにくい?
とにかく重い
デメリットはとにかく重いこと。
大きいものだと片手で持ち上げることができないくらい重く、棚から出し入れするのが億劫になる時があります。
我が家ではコンロの上に置きっぱなしにすることが多いです。
お手入れが面倒くさい
スキレットの表面の油膜が剥がれ落ちてしまうため、基本的に洗剤の使用は不可とされています。
もちろん食洗機も使用できません。
また、洗った後は必ずコンロにかけ水気を飛ばして、シーズニング(スキレット全体に薄く油を塗る)作業をしなければいけません。
慣れると効率よくできるようになるのですが、忙しい時にはこのお手入れが面倒くさく感じてしまうことも・・・。
私自身は革靴などの手入れをするのが好きな方なのでスキレットの手入れも楽しんでやってますが、こういった作業が苦手という方にはあまりおすすめしません。
お手入れ方法
スキレットを洗う際は洗剤を使わずに水とたわしで洗います。
汚れが取れたら水気を飛ばすために、コンロの火にかけて熱し水気をしっかりと飛ばします。
水気が飛び、スキレットから煙が出る位まで熱したら、キッチンペーパーを使って食用油を全体に塗ります。
シーズニングに向いている油(乾性油)と向いていない油があるようなのですが、わざわざ使い分けるのが面倒くさいので私はキャノーラ油を使っています。
塗りすぎるとベタベタしたり、匂いが気になったりするので薄ーく塗っています。
ズボラな私は油でのシーズニング作業を省くこともあるよ。
お手入れ後は湿気の少ない場所に保管しましょう。
しばらく使わない場合は、新聞紙に包んで保管しておくとある程度の湿気を吸収してくれます。
まとめ
重くて使いにくかったり、お手入れに手間がかかったりする鋳鉄のスキレットですが、使ってみるといつもより料理が美味しくできてびっくりするはず。
料理が好き、手間をかけてもでも美味しく作りたいという方は是非試してみて下さい。
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