私は今年の1月末にアイスランドへ旅行しました。
目的はオーロラを見るため!!
結果としてはオーロラ観測開始20分でオーロラが見れました!!
一生に一度はオーロラを見たいと考えている方も多いと思います。
今はなかなか旅行も難しい状況ですが、次の旅行先にアイスランドを視野に入れてみるのはいかがでしょうか。
アイスランドがおすすめな理由
オーロラが見える地域としては比較的暖かい
オーロラを見れる場所としては、カナダのイエローナイフやアラスカのフェアバンクスなどが挙げられますが、これらの地域は-20度〜-40度なんてことも。
現地の気候に耐えれる極寒仕様の防寒着を購入/レンタルする必要があります。
一方でアイスランドは、メキシコ湾から暖流が北上してくるので冬でも-5度〜0度くらいと比較的暖かいのが特徴です。
そこまで厳しい寒さではないので、厚着+スキーウェアさえ着れば十分寒さに耐えれます。
私たちは1年の中で最も寒いと言われる1月に行きましたが、普段着ているダウンなどを重ね着すれば耐えれる寒さでしたよ!
もちろん防寒はしっかりとね!
市内からオーロラが見れる
北半球・南半球ともに緯度60〜70付近のオーロラベルト内が最もオーロラが現れやすいと言われています。
オーロラを見るためにはこのオーロラベルトに入っている町に行く必要がありますが、ほとんどの場合、こういった町は首都から離れており移動が大変困難です。
ところが、アイスランドは国全体がオーロラ帯に入っているので、運が良ければ首都のレイキャビクにいながらオーロラを見ることが出来るのです!
オーロラを見るために国内を長距離移動する必要がないので、時間もお金も節約できます。
オーロラ体験談
ツアーに参加しよう
私たちはレイキャビク市内から出ているオーロラツアーに参加しました。
ツアーではプロのガイドが、その日の天候や雲の動きを見てオーロラの出やすいところまで連れて行ってくれます。
素人が1箇所でじっと待つよりもオーロアを見れる確率が高くなります。
また、市内からオーロラが見えるとはいえ、町の光が明るすぎて見えにくくなってしまうこともあります。
バスで少し街から離れるだけではっきりとしたオーロラに出会える可能性はグンと上がるので、ツアーに参加するのがおすすめです。
グループツアーの費用は1人6,000円〜8,000円/人が相場です。
ツアーの時間はオーロラの状況によって異なります。(大体2時間〜4時間程度)
オーロラが見れなかった場合は、見れるまで何度でも無料でツアーに参加できる、返金対応をするなどのサービスを提供しているツアーもあります。
ツアーごとに条件は違うので自分にあったものを探してね。
私はBus Travel Icelandというツアー会社のホームページから当日予約しました。
1人約7千円程度でした。
このツアーでオーロラが見れなかった場合は、無料で次回のオーロラツアーに参加できます。(有効期限3年)
ツアーを開催するか否かはその日の天候状況によって決まるので、当日までわかりません。
このツアーが決行された場合は、なんと約70%の確率でオーロラが見れるそうです。
実際にオーロラツアーに参加してみた
この日は少し雲が厚かったため、ギリギリまでツアーが決行されるかどうかわかりませんでした。
ドキドキしながら待っていると当日の18時頃にツアーの決行が決定!
とりあえずオーロラを見れるチャンスがある!!よかったー!!
待ち合わせは21:30、アイスランドで有名なハットルグリムス教会近くのバス停です。
バス停には色んなツアー会社のバスが来るので間違えないように、わからない場合はバスの運転手に名前を伝えるといいです。
ツアー参加者は20〜30人くらいでした。
ツアー参加者全員がバスに乗ると、運転手兼ガイドさんがその日オーロラが見えそうなところに連れて行ってくれます。
天候、雲の動きなどを確認しながら町の光が邪魔をしない場所に行きます。
オーロラレーダーを確認するその姿はまさにプロフェッショナル。
市内から出発して約20分・・・。
ガイドさんが「あ!」と叫びました!
安全な場所にバスを止めて、「急いでみんなバスから降りて!!」と、
ぞろぞろと降車し、空を見上げると、なんと、、、、
オーロラ!(ど素人が初めて撮ったオーロラです。)
でも実はこれ、写真で撮ると(上のように)すごくはっきりと見えるのですが、肉眼で見ると薄い雲のようなものが動いていているようしか見えません。
なんとなーく光っているかなー。という感じ。
うーん。これがオーロラかー。と少し期待外れ・・・。
10分ほどで消えてしまいました。
オーロラに期待をし過ぎたせいか、見れたのは嬉しいけど少しガッカリ。
また、バスを走らせます。
道無き道を走っていくと、運転手兼ガイドさんがまたもや何か発見!
急いでバスから降りると、、、
さっきよりも強いオーロラが!!!
今回ははっきりと光が確認出来ます!
すごい!綺麗だけど少し不気味!
ゆらゆらと揺れながら、1秒1秒色・形を変えていくオーロラをしっかり目に焼き付けつつ、写真撮影も!
20分ほどパシャパシャ写真を撮っていると、段々手がかじかんできたので一旦休憩。
運転手兼ガイドさんが暖かいココアとチョコをみんなに配ってくれました!
写真撮影で冷えた体が温まってしあわせ〜!
温まった体でバスに乗り込み、今回はオーロラ観測大成功!ということで市内へ戻ります。
市内へ戻る途中に別の小さなオーロラを見せてもらいました。
ピックアップと同じ場所におろしてもらい、ツアーは終了。
今回は2時間程度のツアーで3回もオーロラを見ることが出来ました。
この時はツアー開始してすぐにオーロラを見ることが出来たので、ツアー時間は短めでした。
アイスランドでオーロラを見る時の服装
- ユニクロ ウルトラライトダウンコクーンジャケット(2019年)
- ZARAのダウン
- スキー用パンツ
- スノーブーツ
- スキー用手袋
- SORELのスノーブーツ
- モンベル(mont-bell)の防寒キャップ
ちなみに私はめちゃくちゃ寒がりです。
ZARA ロングコート
本当はスノーウェアを持って行きたかったのですが、荷物が多すぎたため普段使い用のZARAのコートを使用しました。(ナイロン製で、撥水でもなんでもありません。)
雨や雪が降る場合もあるので、荷物に余裕のある方はちゃんとスノーウェアのジャケットなどを持って行った方がいいと思います。
私は万が一の場合は、100均のレインコートを上に羽織ろうと思っていましたが、幸い全日程晴れてくれたので出番はありませんでした。
出来るだけ丈が長いものが寒くなくておすすめです。
ユニクロ ウルトラライトダウンコクーンジャケット
寒がりな私はジャケットの下にライトダウンを着用しました。
ウルトラライトダウンコクーンジャケットは襟が高くて、モコモコしているので、マフラーやネックウォーマーが無くても首元が暖かかったです。
スキー用パンツ
5年ほど前に楽天で買った上下セット1万円くらいのスノーウェアのパンツを履きました。
アイスパーダルのスノーウェアはお手頃価格ですが、機能はちゃんとしていて気に入っています。
足首、手首の腰回りの部分をしっかり閉めれるので風が入ってきません。
ポケットもいっぱいついていて便利なので、特にブランドなどにこだわりのない方にはおすすめです。
スノーパンツの下には、防寒のため裏起毛のスパッツを履いています。
スノーブーツ
私は以前から愛用していた、ソレル(SOREL)のスノーブーツを使用しました。
一緒に行った友人はワークマンの防寒ブーツを履いていました。
私たちがアイスランドに行った時は前日晴れていて足場も悪くなかったので、ワークマンの防寒ブーツでも全く問題なさそうでした。
スキー用手袋
万が一雨や雪が降っても安心なように、スキー用の手袋を持っていきました。
分厚いので写真を撮る度に手袋を外さなければならないのが、不便かつ寒かったです。
手袋をしながらでも携帯やデジカメの操作ができるように、薄い手袋+スキー用手袋にすればよかったと思っています。
帽子
Mont-bellサーマランドキャップという帽子を購入しました。
この帽子は保温性が高く、耳までしっかりカバーしてくれるため、ニット帽などよりも暖かかったです。
アイスランドは風が強い場所も多いので、フィット感を調整できるというのも役立ちました。
ノースフェイスでも同じような帽子がありました。
耳当てを上に畳んでかぶれば日常使いもできそうです。
ニット帽などをかぶる場合は、網目がしっかり詰まっていて風が通りにくいもの、耳が隠れるものを選びましょう。
耳当てと帽子を併用するのもいいと思います。
マフラー
私の場合はライトダウンで首元がカバーされたため使用しませんでしたが、首元をカバーするためにも念の為持って行った方がいいでしょう。
オーロラを写真に収めるには?
上の写真は実際に私が撮影したものです。
お世辞にもうまいとは言えませんが、カメラに詳しくない私でも簡単にオーロラを写真に収めることが出来ました!
初心者が超簡単にオーロラを写真に収めるためにしたことを書いています。カメラに詳しい方や写真にこだわりのある方は以下はとばして下さい!
私が使用したカメラ
私はオーロラを撮影するにあたり、キヤノン パワーショット G9X(Canon Powershot G9X)を購入しました。
私がパワーショットG9Xを選んだ理由は以下になります。
- 簡単に夜空が撮影できる「星空モード」が内蔵されていること。
- Wi-FiもしくはBluetoothでカメラからスマホに写真が転送できること。
- 小さい・軽い。
パワーショットG9Xは私が最低限必要だった3点を満たしています。
本当はiPhoneなどのスマホで撮影できればよかったんですが、実際に現地でオーロラを撮影してみたところ、オーロラというより「薄い雲」のように写ってしまいました。
絶対にオーロラを写真に収めたい場合は、夜景や星空の撮影に強いカメラを持参するべし!
実際にオーロラを見に行く前に準備しておくこと
オーロラは一瞬で消えてしまい、カメラの設定にもたもたしていると撮影のチャンスを逃す可能性があります。
実際にオーロラを見にいく前に、撮影の練習を行っておくべきです。
私は旅行前に星空を何度か撮影して練習したよ!
また、現地は寒いため、屋外で長時間カメラを触るのは辛いです。
出来るだけスムーズに撮影が出来るようあらかじめカメラを設定しておきましょう。
オーロラ観測当日の持ち物
- カメラ
- 三脚
- カイロ
三脚
「星空モード」を使用する場合、長時間露光で撮影することになります。
(長時間露光とはシャッターを開いている時間を長くして、時間をかけて光を取り込む撮影方法です。)
この場合、三脚を使用してカメラを固定しなければ写真がブレブレになってしまうので、三脚は必ず持っていくようにしましょう。
カイロ
オーロラを撮影する際は外の気温が低いので、まれにカメラのバッテリーが動かなくなってしまうことがあります。
バッテリーは温めると復活することがあるので、念の為にカイロを持って行きましょう。
まとめ
オーロラを見るためには、極寒用の防寒着の準備をして、小さなプロペラ機でオーロラが出る村まで行き、マイナス30〜40度の世界でまつ毛や髪の毛を凍らせながら、オーロラが出るまでジッと待つ。という過酷なイメージがありました・・・。
が、アイスランドのオーロラツアーに参加してイメージがかわりました。
- 極寒使用の防寒着は不要(といっても防寒はしっかり)
- 市内から少し離れればオーロラが見れる
- バスでオーロラを追うので、同じ場所でジッと待たなくてよい
- バスで移動なので、移動中は寒くない
アイスランドだけ行くのはハードルが高い方は、ヨーロッパ旅行のついでにアイスランドへ足を伸ばしてみるのも良いかもしれません。(私もそうしました。)
パリから飛行機で片道3時間程度なので、わりと気軽に行けるのではないかと思います。
一生に一度はオーロラを見たいとお考えの方、アイスランドへの旅行を検討されてみてはいかがでしょうか。
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