こんにちは。ここはなです。
みなさんは飛行機で記憶に残るエピソードってありますか?
今回は、年間10回程度飛行機に乗っている私が、今までで一番記憶に残るフライトについてお話したいと思います。
友人とベトナム旅行の最中、ある航空会社(LCC)国内線ホーチミン→ダナン便を利用した時の事です。
散々振り回された挙句、恐怖の搭乗体験をしたので、その時の記録(愚痴??)を記しておきます。
フライト時間の変更
搭乗の1週間前にSMSにこんなメッセージが来ました。
元々午前9:30発の便を予約していたのですが、それが7:35に変更になるとの記載。
とゆうか、このメッセージ自体なんか怪しい、スパム?と思って、航空会社のホームページで予約確認をしたところ、7:35発の飛行機に変更になっていました。
メッセージ1通で勝手に飛行機の時間が変更されたことにイライラ。
こんなの気付かない人もいるだろうし、それで乗り遅れたらどうしてくれるんだ?
しかも7:35発ということは、2時間前に空港に着くには朝の4時か5時くらいには起きないと間に合わない!
まあでもLCCだし、仕方ないかな・・・と言い聞かせて、出発2時間前の5:35に着くように空港に行きました。
始まらない搭乗
さて空港でチェックインを済ませ(チェックインは機械でスムーズでした)、私たちの飛行機が出発する予定の搭乗口に向かいます。
搭乗開始時間は記載されていなかったのですが、出発の30分前くらいには搭乗が始まるだろうとよんで、搭乗口前のベンチでYouTubeを見たりして待っていました。
が、待てど暮らせど搭乗が始まらない。
流石に不安になった私たちは、搭乗口を何度も確認するが、搭乗口は合っている模様。
さてそろそろ出発時間だという時間になって係員が張り紙をし始める。
「搭乗開始時間は9:00に変更。」
え?わざわざ早起きしたのに?
何のために7:35のフライトに変更したのか。
こんな事ならホテルで朝ご飯食べれたのに。
文句が溢れ出します。無駄に早起きさせられたので余計に機嫌が悪いです。
ぶつぶつ言いながら、ベンチに戻り、YouTubeを見る。
しかし、9:00になっても搭乗が始まらない。
もう、何時が正しいのかよくわからないので、とりあえずゲート前で待ち続け、9:30頃にやっと搭乗が始まりました。
2時間早い時間に勝手に変更された挙句、結局空港で2時間遅延・・・。
私たちの貴重な睡眠時間返して・・・・。
そして飛行機へ・・・
でもまあ、やっと飛行機に乗れる!という事で少し安心した気持ちで搭乗の列に並びました。
LCCなので、搭乗口から飛行機まではバスで移動になります。
これはLCCあるあるですね。
待ちくたびれた乗客がみんな一斉にバスに乗り込み、バスはぎゅうぎゅうです。
「まあ仕方ない、5分くらいで着くだろう。」と思ったのが間違いでした。
出発したが、どれだけ走っても飛行機まで辿りつかない。
どこまで行くんだこのバスは。
不安になってきました。
おそらく20分くらい走ったでしょうか。
着いた場所は飛行場の端の端。
バスから見える飛行機はおそらく暫く使われていないのでしょう、全てカバーがかけられています。
その中に1台だけカバーがかけられていない古い飛行機がありました。
整備士たちがその飛行機を取り囲んでいます。
この飛行機に乗るのか??
不安が頭をよぎりました。
トラブル発生!
私たちの予想はあたりで、その飛行機が私たちの飛行機でした。
なんか古そうだし、もしかして暫く使われていなかったのではないか?
いや、でもここまで来たから乗るしかないか・・・。
という事で、飛行機へと続くタラップを登り、機体に足を踏み入れます。
・・・!臭い・・・!
なんとも言えない、ホコリ臭いような、古い機械のような臭いがします。
とりあえず席につきましたが、座席も窓もボロボロでめちゃくちゃ汚いです。
ホーチミンからダナンまで1時間20分程度、寝ていればその内出発してダナンについているだろう。そう思った私は、寝ることにしました。
1時間程度寝たでしょうか。目が覚めたので窓の外を見てみると、
え?地上??
1時間前と同じ光景が広がっていました。
整備士が何やらバタバタしています。
状況が読み込めないまま混乱していると、機内アナウンスが流れました。
「エンジントラブルがあったので修理しています。暫くそのまま待っていてください。」
サーーーーー(血の気の引く音)
エンジントラブルって・・・・。
乗客は不安そうな顔でキョロキョロしていますが、乗務員たちは陽気にぺちゃくちゃお喋りしています。
これが、、、ベトナム、、、。
そして数分後、ぺちゃくちゃ楽しそうに喋っていた乗務員が仕事を再開し始めました。
機内で長時間待たされている乗客に、償いのお水を配り出したのです。
が、、、配り方めっちゃ適当!
なぜか配られる人と配られない人がいます。
乗務員の裁量によりランダムにお水が配られていきます。
隣の友人はお水を貰えたのに、私は貰えませんでした。
かと思ったら別の乗務員が来て「お水もらった?」と・・・
なんと効率が悪いんだ・・・。
ツッコミどころ満載ですが、それよりも飛行機のエンジンが気になる・・・。
不安な気持ちのまま、更に1時間程待ちました。
すると貴重からアナウンスが。
「エンジントラブルは解決されました。この飛行機は100%安全ですので安心して下さい。すぐに出発します。」
本当なのか???
機長に安全と言われても不安しかありません。全く信用できません。
あーついに飛ぶのか・・・。降りるなら今・・・でもここで降りても結局ダナンに行かないといけないし・・・。
幸い(?)にも私たちの席は一番後ろだったので、万が一墜落しても前方の席よりは生存確率が高いはず・・!と自分たちに言い聞かせ励まし合いました。
機長も安全と言っているし、、、墜落する時は機長も一緒・・・。
そんなこんな葛藤を繰り返しているうちに、飛行機が動き出しました。
友人と祈り合い、お互いにありがとうの言葉を伝え、私たちはベトナムの空へ旅立ちました。
これまでの人生で最も心が休まらない1時間20分でした。
まとめ
後で調べると、私が使ったこの航空会社は過去2年間に何回かトラブルがあったようでした。
このフライト以降、航空券を買う時は口コミだけでなく、過去の事故までチェックするようになりました。
直近に何かしらの事故を起こしている航空会社なんて恐ろしいですよね・・・。
こんなにイライラしたり、怖い思いをするなら高いお金を払った方がマシです。
安さだけで飛行機を決める事はやめにしたのは言うまでもありません・・・。
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