アメリカに越してきてはや数ヶ月、初めてアメリカで銀行口座開設しました!
開設自体は簡単でスムーズに完了したのですが、やはり日本とは異なる点も多々ありました。
私が銀行口座を開設した時の経験をもとにまとめてみたので、「アメリカに来たばかりで何もわからない!」という方の参考になればと思います。
手続きの方法や条件は銀行により異なるので、実際に口座開設される場合はご自身で再度お確かめ下さい。
銀行選びのポイント
支店及びATMへのアクセス
アメリカでは地域により、メインバンクが違うので、自分が住む地域・よく行く地域に支店・ATM数の多い銀行を選びましょう。
手数料
アメリカの銀行では、消費者が把握し切れないくらい数多くの手数料が設定されており、気づかないうちに様々な手数料がかかっていることも・・・。
手数料については、口座を開く時に説明してくれない場合がほとんどなので、どんな手数料が存在するのかをあらかじめ調べておくことが必要です。
手数料については一部こちらで紹介しているので、銀行選びの参考になれば幸いです。
スマホアプリの充実度
アプリやオンライン機能が充実している銀行であれば、残高確認や送金、Check(小切手)の読み込みなども全てアプリ内で完了します。充実した機能のアプリがあればわざわざ支店に行かなくても大概のことが済んでしまうのでとても便利です。
金利
貯金目的で口座を開設するなら金利は必ずチェックしましょう!
大手銀行の口座は低金利の場合が多いですが、店舗を持たないオンラインバンクなどでは1.5%以上の年利がつくことも!用途に合わせて銀行選びをし、賢くお金を育てていきましょう!
FDICに加盟しているかどうか
FDIC(Federal Deposit Insurance Corporation)は米国政府が運営する機関で、万が一FDICに加盟する銀行が破綻しても、預金者に対して一定金額の預金を補償する預金保険を提供しています。万が一銀行が破綻しても、その銀行がFDICに加盟していれば、預金者は一定金額の預金を
こちら(FIDC’s BankFInd Tool)で確認するか、各銀行に問合せしましょう。
また、アメリカでは口座を持つだけで毎月手数料がかかる場合があるので、口座の利用用途やご家庭の経済状況などに合わせて事前にリサーチする事をオススメします。
キャッシュボーナスのキャンペーン
アメリカでは、大手銀行からオンラインバンクまで様々な銀行で、キャッシュボーナスが貰える新規口座開設者向けのキャンペーンを実施しています。
なんとボーナスは$100〜300、銀行によってはそれ以上にもなります!
銀行の店舗では教えてくれない事も多いので、口座選びの際にしっかりと調べて、せっかくならボーナスを貰ってお得に口座開設しちゃいましょう!
銀行口座について
アメリカの銀行口座は主に2種類あります。
Checking account(当座預金口座)
引出、預入などが自由にできる普段使い用の口座。
金利が発生しないか、発生しても超低金利。
Saving account(普通預金口座)
貯蓄用の口座。毎月の送金や引出しは回数制限がある。(月6回まで)
金利が発生する場合が多いが、実店舗を持つ銀行はほとんどが低金利。
少しでも高い金利を求める場合は、Online bankを考えてみてもいいかも。
口座維持費がかかるので、本当に必要かどうか考えてから開設をしよう!
僕はアメリカ人だけど、今までSaving accountを持ったことがないよ。
口座開設に必要なもの
- Social Security Number (SSN)
- 顔写真付き身分証明証(パスポート、免許証など)
- アメリカでの住所を証明できる書類
- 口座に預ける用の現金
私がChaseで口座開設した時は、上記が必要になりましたが、銀行によって必要なものは異なるので事前に確認が必要です。
学生の場合は学生証を提示する事で、手数料が低い学生用口座を作れる場合があります。
銀行に行ってみよう
必要なものの準備が出来たらお近くの店舗に行ってみましょう。
新規口座開設は予約なしで受け付けてもらえます。
店舗には待合スペースがあるので、そこで声をかけられるのを待ちましょう。
順番は結構適当なので、不安であれば誰かに声をかけておこう。
順番が回ってきたら、ブースのようなところで口座開設手続きをします。
銀行員の指示に従って、必要書類を提示したり、契約書にサインをしたりしていきます。
手続きは全て銀行員と一緒に行うので、分からないことがあればその都度質問しましょう。
アメリカの銀行は通帳がなく、代わりにOnlineやアプリで取引履歴を確認します。
手続き中にアプリのダウンロードを勧められたりするので、銀行員さんと一緒にダウンロードしちゃいましょう。(アメリカの銀行アプリはとっても便利です!)
Debit card(兼ATMカード)用の4桁のPIN(暗証番号)の設定を求められた場合は、自分で決めた4桁の番号を登録し、絶対に忘れないようにしておきましょう。
最後に、仮のDebit card(デビットカード)が発行されます。(※Saving accountのみの場合は発行されない。)
このDebit cardは、新しく開設したChecking accountにひも付いているので、Debit cardを使用した場合は、 Checking accountの残高から支払いする事になります。
また、このDebit cardには日本でいうキャッシュカード(ATMカード)の機能も付いています。
このカード1枚で、ATMからの現金引出しやスーパーでの買い物、レストランの支払いなどが可能です。
※私が2020年2月にChaseで口座開設した時は、仮のDebit cardの代わりに、iPhoneのWallet上にカードを登録してもらいました。
これで銀行での手続きは完了です。正式なDebit cardは数週間で登録住所宛てに送付されます。
口座開設の当日から使用可能だよ!便利〜!!
デビットカードが届いてからの手続き
私の場合、口座開設から1週間程でDebit cardが自宅に届きました。
(普通にポストに投函されているので無くさないよう注意!)
封筒内のキャッシュカードを見ると、「PLEASE CALL TO ACTIVATE YOUR CARD」アクティベーションをして下さい。」と書かれたシールが貼っているはずなので、記載されている電話番号に電話しましょう。(ロボットが対応するので、人と話す必要はありません。←重要)
card number(カード番号)、expiration date(有効期限)、CVS number(カード裏面の3桁の番号)などの情報を求められるので、電話のキーを使って入力していきましょう。
既に銀行でPIN(暗証番号)を設定している場合はこれでアクティベーションが完了です。
もし銀行でPIN(暗証番号)を設定していない場合は、電話の最後に設定を求められるので、連続した数字や誕生日など、想定しやすい数字以外の4桁の数字を入力します。確認のために2回入力を求められるので、1回目と同じ数字を再度入力しましょう。
まとめ
今回はアメリカでの銀行口座開設についてご紹介しました。
アメリカでは、必要書類さえ揃っていればいとも簡単に口座をつくれてしまいます。
即日、銀行口座が使えるというのは便利ですね。
注意する点は、口座開設の際、口座について詳しく説明してくれないので、手数料などを見落とす可能性があるということです。
さもないと、私のように、口座開設してから毎月の口座維持費に苦しめられることになります・・・。
まだ英語に自信がない方は、事前に調べて予備知識を入れて行くと良いかもしれません。
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