手数料?!アメリカで銀行口座を持つ時に気を付けたい事!

口座残高に驚く人 アメリカ生活

隠れ手数料に注意!!

アメリカの銀行ではありとあらゆる手数料が設定されています。

口座開設する時にどんな手数料があるか説明してくれないので、知らないうちに謎の手数料が口座から引き落とされていることがよくあります。

金額も数ドルもものから数十ドルのものまで、、、!

 

手数料の中には、知っていれば回避できるものもたくさんあります。

 

今回は、アメリカ生活で注意すべき銀行手数料のほんの一部をご紹介します。

口座維持に手数料が必要!

日本の一般的な銀行と異なるのは、口座を維持するために費用が発生するという点です。

Monthly service fee や Monthly maintenance feeと言います。

 

Monthly service fee / Monthly maintenance fee (マンスリーサービス/メンテナンスフィー)
毎月発生する口座管理手数料

 

このMonthly service feeをwaive(免除)するには、銀行ごとに設定されている条件を満たす必要があります。

 

【例】Chase Total Checking の場合:Monthly service fee $12/月 
ただし、以下の条件を1つクリアすれば毎月のMonthly service feeがゼロになります。

  • 月に$500以上のdirect deposit(直接振込)があること
  • $1,500以上の残高を常に保つこと(毎朝最初の時点で)
  • Chaseの他の口座も含めて平均残高$5,000以上を常に保つこと(毎朝最初の時点で)

 

条件は銀行により様々で、店舗を持たないオンラインバンクでは口座管理手数料無料の場合も多いので、預金予定金額や毎月の支出などを考慮して口座選びをしたいところです。

 

ここはな
ここはな

私はこれで$12取られた、、、。

餃子くん
餃子くん

契約書(fine print)はしっかり読まなあかんで〜!

デビッドカードの使い過ぎに注意!

アメリカでChecking account(チェッキングアカウント)を開設するとデビッドカードが貰えます。

 

日本でデビッドカードといえば、残高が限度額となりそれ以上は使えないので安全なカード!という認識の方も多いと思います。

 

しかし、アメリカでは残高以上の金額が取引出来てしまう場合があります。
これを”Overdraft(オーバードラフト)”と呼び、オーバードラフトをしてしまうと手数料が発生します。

 

Overdraft fee(オーバードラフトフィー)
口座残高以上の取引(Overdraft)をした時に課される手数料

 

手数料は銀行により異なりますが、現在の平均金額は$34のようです。(高っ!)

1回のOverdraftで$34の手数料なので、使い過ぎていることに気付かずデビットカードを使い続けるとどんどんとOverdraft Feeが追加されていきます。

 

Chase チェッキングアカウントの場合、1日につき最高で$102(3回分)のOverdraft Feeが課されます。

 

口座開設の際にデフォルトでOverdraft protectionに加入(opt in)している場合があり、このサービス(?)に加入していると、上記のように残高以上の取引が出来てしまいます。

これを防ぐためには、このサービスを拒否(opt out / decline)しなければいけません。

 

ここはな
ここはな

銀行にとって、このOverdraft feeはとってもオイシイ手数料らしい。

ペーパーレス化に伴って・・・

オンラインやアプリでの取引が主流になる一方、紙の取引明細を発行し、郵送してもらうには手数料が必要になってしまいました。

 

Paper Statement fee(ペーパーステイトメントフィー)
毎月の口座取引明細の発行及び郵送にかかる手数料

 

1ヶ月あたり数ドル($1〜5程度)のようですが、これが1年分となるとこれだけで数十ドルとなり結構な出費になってしまいます。

 

大体はオンラインやアプリで無料で明細確認できるので、この際全てペーパーレスにしてしまいましょう。


このどうしても紙の明細が欲しい場合は事前に手数料の確認をするようにしましょう!

プリントアウトするにもお金がかかる!

普段の明細はオンラインやアプリで確認していても、時折、紙の取引明細が必要になるかもしれません。銀行にこの書面の発行をお願いすると、1回あたり$5〜7程度手数料がかかってしまいます。

 

Statement copy fee(ステイトメントコピーフィー)
紙の取引明細発行にかかる手数料

 

これを回避するには、オンライン上の明細を自宅でコピーしましょう

 

ここはな
ここはな

紙の発行は出来るだけ控えた方が良さそう。

取引相手にもペナルティが?!

アメリカでは日常的にCheck(小切手)を使用します。アプリやオンラインでの取引が増えたとはいえ、給料や家賃の支払いにCheckを使う場面は時々あります。

 

Checkは、銀行から発行されるCheckの用紙に手書きで氏名、金額、日付などを記載して使用します。

このCheckは自分で送金額を記入するので、自分の預金額以上のCheckも発行できてしまいます。(預金額以上のCheckをBad checkと言います。)

 

預金残高を確認せずにBad checkを発行してしまい、このBad checkで受取人が手続きを進めようとすると、預金残高不足でそのCheckはbounce(拒否)されます。

すると、受取人は受取人側の銀行からReturned-check feeと言う名のペナルティを課されてしまいます。Bad checkを書いた人は、受取人が課されたこのReturned-check fee分の金額を受取人に渡すことになります。

 

Returned-check fee(リターンドチェックフィー)
残高以上のCheckが拒否された時に発生する手数料

 

もしこれを支払わなければ、最悪の場合、受取人から訴えられてしまう場合があります。

Checkを書く際には、事前に口座残高を確認しましょう!

窓口でも手数料が・・・

上記のように、普通のCheckは残高がなくても発行することができるので、信頼性にかけ、時には詐欺などの犯罪に使われることもあります。

そこで、大口の取引や信頼性が重視される場面では、銀行の窓口でCashier’s checkを発行してもらいます。ここはアメリカ、1枚あたり$10前後というなかなか高額な手数料をとります。

 

■Cashier’s check fee(キャッシャーズチェックフィー)
Cashier’s checkの発行にかかる手数料

 

Cashier’s checkは発行した時点で口座からお金が引かれるため、絶対に無くさないように。現金と同じように取り扱うようにしましょう!

まとめ

上記で紹介した手数料は、数ある手数料のうちほんの一部にしか過ぎません。

 

手数料の中には、顧客に気付かれないように意図的に隠されている?というようなものも多くあり、時にはかなり悪質な手法で手数料をとってきます。

 

この国で生まれ育った人でさえ知らない手数料(トラップ?)が多々あり、あまりの複雑さに銀行が訴えられるというケースも少なくありません。

 

決まりだからと言って、銀行の言いなりになるのではなく、なぜ払わなければいけないのかを考え、正当ではないと思う場合には銀行に連絡してみましょう。

案外あっさりと、手数料を免除してもらえたりします。

 

隠れ手数料に気を付けて、賢く銀行口座を利用しましょう。

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