アメリカに移住してきてしばらくが経ちましたが、今だに日本に帰りたくてどうしようもなくなり号泣してしまうことがあります。
いろんな感情が自分の中で渦を巻いて、爆発してしまう感じ。
自分でもコントロール出来ないので大変です。
パートナーにも迷惑をかけてしまうので、それもまた辛い。
私にとってなぜ海外暮らしが辛いのかを考えてみました。
海外生活が辛い理由
家族・友達がいない
これが一番辛いです。
こればっかりはほんとにどうしようもないですよね・・・。
たまに家族・友達とテレビ電話をしたりしたりしていますが、やっぱり実際に会って話すのは全然違う!
愛する夫がいるとはいえ、なぜ家族・友達のいない異国の地に来てしまったのか・・。
今は親が元気でも、いつ身体が悪くなるかわからない。
このまま海外に住み続けていて、家族・友達には果たして人生であと何回会えるのだろうか。
これが本当に正しい選択だったのか自分を疑う時があります。
友達と居酒屋でダラダラ話したいよ・・・。
夫は、「新しく友達を作ったら?」というけど、その他人事のような言葉にもイラッとして矛先が夫に向かいます。
共に学生時代を過ごしてきた日本の友達の代わりになるわけがない!
現地の言葉が話せない
英語で会話はできるけど、100%自分の言いたいことを伝えれるかというとそうではない。
自分が伝えたいことが相手に伝わらなかったり、相手の言っていることが理解できないとすごくストレスがたまります。
何か面白いことがあって、その面白さを伝えたいのに、英語だとそれができない!
「オチ」がない、ただの報告になってしまうんです!(関西人?)
パーティーなんかで大勢で話す時は最悪です。
会話がものすごいスピードでどんどん進んでいくから、会話に入る事が出来ないし、何を話しているかすらわからない。
そもそも育ってきた環境・文化が違うので、話の内容が理解出来なかったり。
拙い英語で話に入ったら、話の腰を折るような気がして話すのを躊躇してしまう。
思い切って話しても「え?」と聞き返されたら、撃沈。もう話したくないモードに入ります。
英語は毎日勉強しているのに、成長はほんの少しずつ。
勉強の仕方が間違っているのか?それとも努力が足りないのか?
こんなに孤独で辛い思いをしてまで英語を話す必要があるのか?と自問自答してしまいます。
「アメリカには移民が多いから、英語が上手に話せない人もたくさんいるよ。」
「ちょっと文法や発音を間違っている人がいたからってそんなこと誰も気にしてないよ。」
って、そんなこと何百回も言われてきたし、頭ではわかってるんですが、いざ英語で話すと間違いや聞き直されることが怖くて、話せないんです。
そして、話そうと努力しない自分に苛立ちを覚えたり、自分だけが取り残されたような孤独感に襲われます。
自分が無能に感じる
ちょっと病院の予約をしようと思っても、電話で英語を聞き取ることができないので、旦那が帰ってくるのを待って、旦那に電話をかけてもらう。
買い物に行こうと思っても、車がないと行けないので旦那の休日に付き合ってもらう。
日本だったら自転車/車で1人で行っていたのに、、、。
こんな些細な事でさえ、自分1人で出来ない。なんて自分はダメなんだ。という感覚に毎日毎日襲われます。
日本で当たり前にできていたことが出来なくなって、自分が無能になったみたいに感じてしまいます。
「外国人だから仕方ないわー」と開き直ることが出来たらどれほどラクか!
自分の思い通りに行動出来ないってなんて不便なのでしょうか。
そのうち旦那も頼られることに疲れてきたりすると、夫婦間の喧嘩が絶えなくなってきてしまいます。
辛くなった時は(ストレス対処法)
正直、どうやったら海外生活になれるのか、解決法はわかりません・・・。
が、私はあまりにも辛くて感情が爆発してしまわないように日頃から以下の3点を実践しています。
日本語で話す・書く
何かストレスの溜まる出来事や、面白い話があったら日本の家族・友達に電話したりして思いっきり日本語を話します。
話す内容は何でも大丈夫です。
日本語で話せたというだけでめちゃめちゃスッキリします。
あとは、家の中でちょっとしたことを日本語で話すだけでもいいです。
私は日本語がわからない旦那に対しても、日本語を話します。
しょうゆとって。
・・・??
そのうち夫も簡単な日本語を覚えて、ちょっとした話し相手?になってくれます。
ちなみに私はアメリカに来てから独り言を言うようになりました。(日本語で)
独り言で文句とかを小出しにして発散しています。怖いですね。
私にとっては、このブログを書くこともかなりストレス発散になっています。
気軽に電話できる相手がいない場合は、日記でも、ツイッターでもなんでも良いので自分の思いを日本語で吐き出してみて下さい。
自分の言葉で自分の言いたい事を思いっきり表現すると案外スッキリします。
英語禁止デーを設ける
本当に疲れた時は、英語を話さない日を作ります。(それぞれ家庭の事情があるので難しいかもしれませんが)
旦那に今日は英語で話しかけないでと言って部屋にこもります。
外国語話すのってしんどいですもん。家でまでしんどい思いをしたくない。
頭を休める日も必要です。
必要な事があれば、グーグル翻訳でもして日本語で話しかけて来てもらいます。
旦那にも母国語で生活できない自分の苦労を分かってもらうのです。
やりとりしてるうちに面倒くさくなって結局英語で話しちゃうんですけどね・・・。
出来た事を見つける
小さな事でもいいのでその日出来た事を振り返るようにしています。
「ATMが使えるようになった!」
「レジの人に”How are you?”と聞かれて返事が返せた!」
「電話でレストランの予約が出来た!」など・・・
昨日の自分と比べたらきっと出来ることは増えているはずです。
これを繰り返せば、数年後、数十年後にはもっと色々なこと・大きなことが達成できている・・・と信じています。
まとめ
私なりの考えをつらつらと書いてみました。
海外生活が辛いのって、日本食が食べれないとか、温泉に入れないとかそういうのが原因じゃないんですよね・・・。
私もいまだにしんどくなったり、自分のことが嫌になってしまうことがあります。
でも、考え方を少し変えてみたり、たまには休んでみたりすることで、以前よりも辛くなる頻度は減りました。
「自分の思う通りに出来ないのは努力が足りないから」だって思うかもしれません。
でも、慣れない海外生活。自分が気付かないだけで本当はすごく頑張ってるはずです。
たまにはご褒美をあげながら、自分を追い詰めすぎず、ゆっくり自分のペースで気楽にやっていきましょう。
コメント
ここはなさん、はじめまして!
私も海外に10年住んでいたので、全部共感できました(*´-`)
コミュニケーションがスムーズに取れないのはやっぱり辛いですよね。
私は結局、海外暮らしの辛さとコロナをはじめとする考え方の違いから現地人のパートナーと別れ帰国しました。
本当にあらゆる面でお辛いことも多いと思いますが、あまり無理なさらずそちらでの生活を楽しんでくださいね^_^